日本・タイの経営者セミナーが開催

ジェトロは2016年1月、タイ商務省国際貿易振興局と日本の経済同友会とともに、日本・タイ産業経営者セミナーをバンコクで開催しました。セミナーでは、基調講演としてスウィット商務副大臣がタイのサービス産業と日本への期待をテーマにして講演を行っています。タイはサービス分野の質の向上を課題としており、それに対する日本への期待が高いことがうかがわれました。

日本とタイとの経済関係は製造分野に集中する傾向がありますが、2000年以上は知識集約型経済になることが予想されており、サービス経済への投資の動きが起きています。この分野のタイの日本への期待値は高く、高齢化という脅威をサービス産業などの創造へと変貌させた日本からの協力は、タイからも強く期待されています。

現在、タイのサービス産業といえば70%以上が観光業で、この傾向から抜け出そうと政府は国際貿易委員会を立ち上げて、6つの分野に注力しています。まずは医療やウェルネスなどの分野です。タイは疾病治療に強く、サービス精神にあふれた国で、この分野でタイの事業者と組むことで付加価値の高いサービスが提供できる可能性が高いと言われています。こういった分野での日本との提携をタイは待っています。

また、物流企業はタイには数多くあります。タイは東南アジア地域の物流ハブとなる可能性を秘めており、日本企業との提携を望む声は高いものがあります。ホテルた観光業以外のホスピタリティサービス分野も将来性が高いと言われています。この他、日本企業の参入できる分野として注目されるのがエンターテイメント・コンテンツ分野です。

タイではソフトウェア関連事業が充分に育っていません。コンテンツ分野はアジアにおいては日本は牽引役を期待されています。スタジオやラボ、共同企画などに期待が集まっています。これらの分野に食われて、教育産業やエンジニアなどの専門サービスにも日本からの投資や提携、参入が期待されています。